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COLUMN

ウルトラマンカードゲーム発売記念大会 決勝 キム・パルガン _ 김빨강 vs. チョン・ジファン _ 정지환

2025年1月21日
イベント

AGF2024の2日目、ついにウルトラマン カードゲーム発売記念大会の決勝戦が始まる。

 

キム・パルガン(左) vs. チョン・ジファン(右)

 

数多の激戦を乗り越えてこの場に立つのは、キム・パルガン(김빨강)チョン・ジファン(정지환)の2人だ。

昨日まで互いに初対面だった2人だが、決勝戦前には笑顔で言葉を交わし、いつの間にか笑い声が響くほどの打ち解けた様子を見せていた。

ウルトラマンが繋いだ縁は、新たな友情を芽生えさせていた。

 

子どもの頃から憧れたウルトラマン──その勇姿に励まされ、「頑張ろう」と背中を押され続けてきた彼らは、今、自らの手でその物語を紡ごうとしている。

愛情とリスペクトを込め、2つのデッキを駆使しながら、それぞれの想いを乗せてウルトラヒーローと共に戦う準備は整った。

 

キム・パルガンは、「ティガ・ガイア」と「ゼロ・アーク」を手に、その細やかな戦略と圧倒的なカードパワーで勝ち上がってきた。

ウルトラマンファンであり、カードゲーム愛好家でもあるキムにとって、このカードゲームは格別に思い入れのあるゲームの一つになっていると言う。

 

一方チョン・ジファンは、「ゼロ・ブレーザー」と「ティガ・メビウス」という、チョン自身の考える最強のデッキの組み合わせのポテンシャルを、今大会でのここまでの勝利を以て証明してきた。

チョン自身、子どもの頃から大好きだったウルトラマンという英雄の象徴たちとともに、この真剣勝負に臨む。


キム・パルガン(左) vs. チョン・ジファン(右)

 

特設ステージにスポットライトが灯る。

 

新たな友人と出会えた特別な一日を、さらに最高の体験へと昇華するために。

ギャラリーたちの熱い視線に包まれる決勝戦のステージで、2人の戦いの火蓋が切って落とされた。


・第1ゲーム

先手のキムがプレイしたBP01-001「ウルトラマンティガ」に対し、チョンもまたBP01-019「ウルトラマンメビウス」で応じる。互いに手札を整えて、今後の戦いへの備えを進める構えだ。

 

続く第2ターン、互いにキャラクターカードセットフェイズを終え、キムはレベルアップフェイズにバトルエリア1にのみカードを1枚伏せる。このプレイを受け、後手のチョンはバトルエリア1と2でそれぞれレベルアップを行い、一気呵成に攻勢を仕掛けた。


 

オープンフェイズに入り、チョンはバトルエリア1にDOUBLEでプレイしたBP01-022「ウルトラマンメビウス」と、同じくDOUBLEでプレイしたBP01-004「ウルトラマンティガ」をオープン。

それぞれの登場時効果が誘発し、チョンは捨て札を一気に増やす。

 

チョンの駆る「ティガ・メビウス」デッキの真髄は捨て札を利用することで生まれる爆発力だ。

そしてその導火線は、キムの想定よりもずっと短かったようだった。チョンは第2ターンのバトルエリア2での勝利を収めたことで、次ターンに先攻の権利を得る。その意味するところは──


 

ターンを受けたチョンが手札から颯爽と取り出したのは「激闘の覇者」!

 

先手プレイヤーのみに許された特権、シーンカードのセット。捨て札エリアにはすでに「メビウス」が揃っており、チョンはこのターンに一気に勝負を決めるつもりだった。

第3ターン目ではあるが、キムも自らがロープ際に追い詰められたことを感じ取り、思わず苦い表情を浮かべる。

 

キャラクターカードセットフェイズを終え、互いにレベルアップフェイズを迎える。ここでもチョンの猛打は止まることなく、バトルエリア1と2にTRIPLEのレベルアップを、バトルエリア3にDOUBLEのレベルアップを行う。

このビッグプレイには2人の対戦を固唾を呑んで見守っていたギャラリーからも歓声が上がり、キムはじっくりと思案しながら手札を手繰る。


チョン・ジファン

 

キムにとって厳しい状況には違いない。だが、チョンはこの第3ターンにシーンカードを含め5枚ものカードを使用しており、息切れ寸前なのは違いない。

なんとかここを耐え抜けばまだ勝機は見えるのではないか。思考の先に、後手のキムはバトルエリア1にのみTRIPLEのレベルアップを行う。

 

オープンフェイズを迎え、互いの場に伏せられたキャラクターたちが明らかとなる。キムがプレイしていたのはBP01-007「ウルトラマンティガ」!


 

チョンの作り上げた盤面は確かに圧倒的なものだったが、TRIPLEでプレイされたこのBP01-007「ウルトラマンティガ」のBPは18000。

現行のカードプールでこのBPに太刀打ちできるカードはほぼ存在しないため、少なくともキムはこのターンのバトルに負けることはない。

 

だが、それでも依然キムにとって苦しい展開であることに違いはない。チョンは効果起動フェイズに「激闘の覇者」の効果を使用し、盤面に3人のTRIPLEのウルトラヒーローを並べ、2ヵ所で勝利する。

 

もはや互いに残された時間は多くない。次の第4ターンを粘りきれば、手札枚数で勝るキムにも勝ちの目が残る。互いにキャラクターカードをセットし、レベルアップフェイズを行い、カードを公開する。

 

明かされたカードはDOUBLEでプレイされたBP01-026「ウルトラマンメビウス」(チョン)とBP01-007「ウルトラマンティガ」(キム)。

ここでチョンがDOUBLEの「メビウス」を用意できたということは、チョンは再び「激闘の覇者」の能力を起動できるということを意味する。

 

キムの善戦虚しく──手札の消耗というリスクを負いながらも、攻め時を見誤ることなく勇気を持って勝ち筋を貫いたチョンが第1ゲームでの勝者となった。

 

キム 0-1 チョン


・第2ゲーム

先のゲームでは先勝を譲る格好となったが、キムはデッキを「ゼロ・アーク」に持ち替えて気持ちも新たに第1ターンを先手でゲームを開始する。

相対するチョンも、第1ゲームで勝利したデッキを第2ゲームでそのまま使用することはできないため「ゼロ・ブレーザー」を使用することとなる。

 

キムはここで第1ターンから「精強融合獣スフィアザウルス」をプレイする。いきなりのウルトラ怪獣の登場だ。対するチョンはBP01-037「ウルトラマンブレーザー」をプレイ。


 

チョンは初戦のバトルに敗北を喫することとなったが、ウルトラ怪獣は強力なBPを持つ代償として現行のカードプールではレベルアップを行うことができない。

今は膝を屈することとなっても、時間をかけてレベルアップをしていくことで怪獣を打倒できるターンが訪れることだろう。


キム・パルガン

 

無論、キムもそのことは理解している。それでも、比較的少ない手数でも高いBPを叩き出すことができるキムの「ゼロ・アーク」デッキは早期決着を狙うことでこそ真価を発揮するのだ。

 

続く第2ターンもまたキムの先手で開始され、互いにバトルエリア2にカードを伏せるとレベルアップフェイズがやってくる。ここでキムはレベルアップを行わないことを選択。

何か狙いがあるのか、あるいは単に手札に恵まれなかったのか……チョンは少考しつつ、この隙を狙い撃つかのごとくバトルエリア1、2ともにDOUBLEへのレベルアップを行う。


 

そして迎えたオープンフェイズにキムはBP01-014「ウルトラマンアーク」を公開。

対するチョンは、バトルエリア1でBP01-041「ウルトラマンブレーザー」を、DOUBLEでプレイしたSD02-002「ウルトラマンゼロ」を公開し、バトルエリア2での勝利を収めた。

 

バトルエリア2でバトルに勝利したことで、第3ターンはチョンの先手で開始される。チョンが満を持してプレイしたのは「SKaRDを作った男」!


 

「SKaRDを作った男」は毎ターン自身のウルトラヒーローを一時的にレベルアップできる強力なシーンカードだ。

強烈なアドバンテージと安定性をもたらしてくれるにも関わらずデメリットらしいデメリットもほとんどなく、凄まじい支配力を発揮する「ゼロ・ブレーザー」デッキの切り札である。

 

 

キムにとっては絶望的な展開だが、この後の展開へと想像力を解き放つ。

素早くカードを伏せるチョンを前に、キムはじっくりと時間をかけながらカードをプレイし、そして続くレベルアップフェイズにはバトルエリア2に置かれた自身の「アーク」の上にカードを1枚伏せた。

 

 

そしてオープンフェイズを迎えると、キムがバトルエリア2にDOUBLEでプレイしていたBP01-016「ウルトラマンアーク」が公開される。

 

チョンのSD02-002「ウルトラマンゼロ」の18000ものBPに敵うわけではないが、その登場時効果はしっかりと解決され、チョンの「SKaRDを作った男」は捨て札エリアへと送られる。

代わりにキムが手札からプレイしたのは「未来へ駆ける円弧(アーク)」!


 

なんとか「SKaRDを作った男」の起動効果解決前にシーンカードを張り替えたキムだったが、それでも苦境にあることに変わりはない。勝敗判定フェイズに移行し、バトルエリア1ではついにTRIPLEへとレベルアップを果たしたチョンの「ブレーザー」によって「精強融合獣スフィアザウルス」が倒されてしまう。

 

バトルエリア3でキムがSINGLEでプレイしていたSD02-002「ウルトラマンゼロ」がなんとか勝利を収めてくれたことでこのターンに決着とはならなかったが、依然キムにとって苦しい展開であることに違いはない。


 

チョンはすでに2ヵ所で勝利しており、この2ヵ所での勝敗──キムが「精強融合獣スフィアザウルス」をプレイしているバトルエリア1と、レベル3のBP01-016「ウルトラマンアーク」をプレイしているバトルエリア2の結果は覆ることはない。

それでも、まだ見ぬ未来に向けて諦めずに前に進み続けること、それだけがキムの唯一の勝利条件だ。

 

キムの粘りによってたどり着いた第4ターン、ここでチョンも失速し始める。キムはこれまでに4枚しかキャラカードをプレイしておらず、対してチョンは6枚のキャラカードをプレイしているのだ。


 

互いにバトルエリア4でのみレベルアップを行い、キムはDOUBLEのBP01-061「ウルトラマンゼロ」で、チョンはDOUBLEのBP01-059「ウルトラマンゼロ」で勝敗判定を行う。

 

TYPE次第ではマッチの勝敗が決していたかもしれない大一番だったが、キムはギリギリのところで持ちこたえる。バトルエリアは互いに2勝同士。両者ともに手札も枯渇しており、いよいよ後がない。いよいよ勝負は最終局面を迎えようとしていた。

 

ドローを確認し、キムは先手シーンカードセットフェイズをスキップ。続いて5つ目のバトルエリアにカードを1枚ずつ伏せる。

 

運命の手綱を握るのは、その後のレベルアップフェイズだ。この日友になり、そして互いを好敵手と認めた2人に共通する思想は、最後まで勝負を諦めない心だ。キムは手札にカードを残しながらもレベルアップしないことを宣言。そしてチョンの後手レベルアップフェイズに移行し──

 

最後のドローで引き込んだカードが、チョンに運命的なレベルアップを授けた。バトルエリア5でレベルアップ。



そしてカードのオープン。チョンがプレイしたのはDOUBLEのBP01-040「ウルトラマンブレーザー」。対するキムがプレイしたのは、SINGLEのBP01-016「ウルトラマンアーク」。

 

この瞬間、ウルトラマン カードゲーム発売記念大会、その優勝者が決した。

 

キム 0-2 チョン

 

戦いを終えて


決勝戦を終え、特設ステージには勝者チョン・ジファンと準優勝のキム・パルガンが並び立った。熱戦の余韻が残る中、観客の拍手が絶え間なく響き渡る。

 

ステージ中央でマイクを向けられた2人は、これまでの激闘の軌跡を胸に刻みながら、互いの健闘を讃え合う。厳しい状況でも思考を止めることなく挑戦を続けたキムと、冷静さと大胆な判断で勝利を手繰り寄せたチョン。それぞれが全力を尽くし、熱い戦いを繰り広げた。

 

そんな決勝の熱も冷めやらぬ中2人がステージを後にすると──

 

突如として舞台中央にウルトラマンベリアルが登場!

 

 

狂気、雄叫び、渦巻く混乱。闇に堕ちた最大の宿敵の存在に、ギャラリーはもちろん、舞台袖からも決勝を戦った2人が視線を向ける。


 

この窮地に駆けつけたのはウルトラマンゼロだった!

この日、この場にいたギャラリーはもちろん決勝を戦った2人でさえもまったく知らなかったサプライズ。会場は再び熱狂に包まれ、ゼロとベリアルの死闘が繰り広げられる。



ヒーローショーがクライマックスを迎え、ゼロがベリアルに勝利すると、再びチョンとキムがステージ上に呼ばれた。会場全体の拍手が彼らを包み込み、ゼロはその手を取って2人の健闘を讃えた。

 

困難へと挑み続ける勇気と挑戦、そして人と人とを繋ぐ力──ウルトラマンが教えてくれるそのすべてを体現するようなステージだった。



ウルトラマン カードゲーム発売記念大会を作り上げたのは、プレイヤーたちの熱意、スタッフの献身、そして観客一人ひとりの声援だ。

このステージで紡がれた物語は、単なる勝敗を超えた特別な意味を持つものだった。交わされた笑顔、熱戦の中で生まれた友情、そしてヒーローたちが繋いだ縁──それはこの日、この場所でしか生まれ得なかったかけがえのない絆だ。

この記事を読んでいるすべてのウルトラリーガーたちにも、この感動を胸に刻んでほしい。

そして挑戦を恐れず、自らの物語を紡いでいってほしい。また新たな舞台が広がるその日まで、この熱気と想いを共に抱き続けながら──。

そしてこの日、今大会の優勝者としてその名を刻んだ勇者の名をここにも記そう。



ウルトラマン カードゲーム発売記念大会、優勝はチョン・ジファン / 정지환!

おめでとう!!

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