ウルトラマン カードゲーム発売記念大会 メタゲームブレイクダウン
ウルトラマン カードゲーム発売記念大会は韓国国内の予選を勝ち抜いた30名のプレイヤーが参加し、各自2つのデッキを用意したマルチデッキでの試合が行われた。
今大会はBO3(ビーオースリー/2本先取制) で進行し、プレイヤーは1回勝利したデッキを再使用できない。
これにより、異なる戦略を駆使する柔軟性が求められるため、デッキ構築とメタゲームへの理解が勝敗を分ける要素となる。
参加者のデッキ分布において、最も多く選ばれたのは「ゼロ・アーク」および「トリガー・デッカー」の組み合わせで、それぞれ9デッキが登録されている。
また、予選を通じて見られた戦略やプレイングの傾向が本戦にどう反映されたかも興味深い点だ。
本記事では、会場に集まった30名のプレイヤーたちが持ち込んだ珠玉の60デッキの内訳から、特に注目のデッキをピックアップしていく。
9デッキ 【ゼロ・アーク】 9デッキ 【トリガー・デッカー】 7デッキ 【ティガ・メビウス】 4デッキ 【メビウス・ブレーザー】 4デッキ 【ゼロ・ジード】 3デッキ 【ゼロ・ブレーザー】 3デッキ 【ティガ・ガイア】 2デッキ 【ティガ・ブレーザー】 2デッキ 【メビウス・アーク】 2デッキ 【メビウス・ゼロ】 1デッキ 【ティガ・ガイア・ジード】 1デッキ 【トリガー・アーク】 1デッキ 【ティガ・ゼロ】 1デッキ 【ジード・ゼット】 1デッキ 【ゼロ・ゼット】 1デッキ 【ティガ・トリガー】 1デッキ 【ティガ・アーク】 1デッキ 【ティガ・ガイア・ゼロ】 1デッキ 【ティガ・メビウス・ゼロ】 1デッキ 【ゼット・アーク】 1デッキ 【ジード・ブレーザー】 1デッキ 【デッカー・ブレーザー】 1デッキ 【ティガ・ゼロ・ジード】 1デッキ 【ティガ・ガイア・アーク】 1デッキ 【ティガ・ガイア・ゼロ・ジード・ゼット・デッカー・アーク】
| カードNo. | カード名 | 枚数 |
|---|---|---|
| BP01-055 | ウルトラマンゼロ | 4 |
| BP01-058 | ウルトラマンゼロ | 4 |
| BP01-059 | ウルトラマンゼロ | 2 |
| BP01-061 | ウルトラマンゼロ | 3 |
| BP01-062 | ウルトラマンゼロ | 4 |
| SD02-002 | ウルトラマンゼロ | 2 |
| SD02-005 | ウルトラマンゼロ | 4 |
| BP01-010 | ウルトラマンアーク | 4 |
| BP01-011 | ウルトラマンアーク | 2 |
| BP01-013 | ウルトラマンアーク | 4 |
| BP01-014 | ウルトラマンアーク | 4 |
| BP01-016 | ウルトラマンアーク | 4 |
| BP01-017 | ウルトラマンアーク | 3 |
| BP01-102 | 未来へ駆ける円弧(アーク) | 4 |
| SD02-014 | 陛下のメダル | 2 |
「ゼロ・アーク」は、ウルトラマンゼロの持つ単体性能の高さとウルトラマンアークによるシーンカードのシナジーを絡めた強力なデッキタイプだ。
BP01-016「ウルトラマンアーク」は登場時にシーンカードを張り替える能力を持っている。先手プレイヤーのみがシーンカードを使用できるというこのゲームの原則を揺るがす強力な能力で、「未来へ駆ける円弧(アーク)」と組み合わせることで相手の計算を大きく狂わせることが可能となる。
また、「ウルトラマンゼロ」は正面からのBPの比べ合いにおいて他のキャラと比べて一線を画する。相手のTYPEに応じてBPをグレードアップできるという能力は、条件を満たすための難易度に対してリターンがあまりにも大きく、容易にTRIPLE相当のBPへ到達する。
「ゼロ」の単体性能を活かし、「アーク」でサポートするシンプルかつ強力なデッキで、一気に3ヵ所での勝利を目指すことができる爆発力が魅力だ。
ウルトラマン カードゲーム発売記念大会では、この「ゼロ・アーク」デッキが「トリガー・デッカー」と並んで最多デッキ同率タイだった。
現行環境のウルトラマン カードゲームでは、まずこの「ゼロ・アーク」の組み合わせの攻略、あるいは習熟こそがプレイヤーたちに課せられた課題と言えよう。
| カードNo. | カード名 | 枚数 |
|---|---|---|
| BP01-028 | ウルトラマンデッカー | 4 |
| BP01-029 | ウルトラマンデッカー | 4 |
| BP01-032 | ウルトラマンデッカー | 2 |
| BP01-033 | ウルトラマンデッカー | 2 |
| BP01-034 | ウルトラマンデッカー | 3 |
| BP01-035 | ウルトラマンデッカー | 4 |
| BP01-082 | ウルトラマントリガー | 4 |
| BP01-085 | ウルトラマントリガー | 4 |
| BP01-087 | ウルトラマントリガー | 4 |
| BP01-088 | ウルトラマントリガー | 4 |
| BP01-089 | ウルトラマントリガー | 2 |
| BP01-090 | ウルトラマントリガー | 2 |
| BP01-031 | ウルトラマンデッカー | 4 |
| PR-015 | 宇宙怪獣ゼットン | 1 |
| BP01-104 | 光と闇、ふたたび | 2 |
| BP01-110 | 笑顔のために | 4 |
「ゼロ・アーク」同様、「トリガー・デッカー」もまた今大会で最多となった組み合わせだった。
BP01-034「ウルトラマンデッカー」は「デッカー」と「トリガー」の両方を強化できる能力を持っている。このことからも、プレイヤーたちが「トリガー・デッカー」という組み合わせに行き着くのは必然だったのだろう。
BP01-034「ウルトラマンデッカー」の能力使用には、自身をDOUBLE以上にレベルアップしつつもう1人のウルトラヒーローをTRIPLEにレベルアップしなくてはならないというやや厳しい条件があるが、逆にこの条件さえ満たしてしまえば全てのSINGLEの「デッカー」と「トリガー」のBPが1つグレードアップするという超強力なバフを付与することができる。
「デッカー」の脇を固める「トリガー」自身もユニークな能力を持っており、順当にレベルアップをしていくことで相手のシーンカードを捨て札にして妨害したり、自分自身のデッキの回転速度を高めることが可能だ。
また、デッキに採用されている「笑顔のために」「光と闇、ふたたび」という2種類のシーンカードもラウンド数が高めなため、相手のシーンカードを張り替える力も高い。
特に「光と闇、ふたたび」は能力自体はシンプルだが、ラウンド3のシーンカードであるという点も加点要素の一つだ。
ラウンド2のシーンカードには「激闘の覇者」のようなたった1枚でゲームを決しかねない支配力を持ったカードもあるため、先んじて「光と闇、ふたたび」を設置しておくことができればメビウスデッキに対する強力な牽制になる。
「ゼロ・アーク」が圧倒的なカードパワーで優位に立つデッキであるとするなら、「トリガー・デッカー」はシナジーとメタカードで優位に立つテクニカルなデッキであると言える。
| カードNo. | カード名 | 枚数 |
|---|---|---|
| BP01-001 | ウルトラマンティガ | 4 |
| BP01-002 | ウルトラマンティガ | 2 |
| BP01-008 | ウルトラマンティガ | 3 |
| SD01-005 | ウルトラマンティガ | 4 |
| BP01-004 | ウルトラマンティガ | 4 |
| BP01-007 | ウルトラマンティガ | 4 |
| BP01-019 | ウルトラマンメビウス | 4 |
| BP01-020 | ウルトラマンメビウス | 3 |
| BP01-022 | ウルトラマンメビウス | 4 |
| BP01-023 | ウルトラマンメビウス | 4 |
| BP01-024 | ウルトラマンメビウス | 1 |
| BP01-025 | ウルトラマンメビウス | 4 |
| BP01-026 | ウルトラマンメビウス | 4 |
| BP01-027 | ウルトラマンメビウス | 1 |
| BP01-103 | 激闘の覇者 | 4 |
メタゲーム占有率3位につけたのは「ティガ・メビウス」だ。捨て札を活用する独自のメカニズムを持った「メビウス」と、捨て札を増やせる「ティガ」を組み合わせた強力なコンボデッキである。特にBP01-004「ウルトラマンティガ」は捨て札を増やしつつ後述するキーカード「激闘の覇者」を探すことができ、デッキと非常に噛み合っている。
「激闘の覇者」は非常にユニークな能力を持ったシーンカードで、自分のDOUBLEもしくはTRIPLEの「メビウス」をゲームから取り除くことで、捨て札にある「メビウス」をTRIPLEに重ねた状態で同じ場所に登場させることができるというド派手な能力を持っている。
TRIPLEは単純にBPが高く、BPの比べ合いではそうそう負けることがないということはもちろん、登場時の能力を使うこともできるため、BP01-026「ウルトラマンメビウス」などをプレイすることで非常に大きなターンを作ることができる。
また、単純にDOUBLEをTRIPLEに置き換えればカード1枚分のアドバンテージを得られる。「激闘の覇者」は捨て札を十分に増やさなければ効果を発揮しないカードだが、活用できさえすれば一気にゲームを決定づける、「ティガ・メビウス」の核となるカードだ。
相棒の「ティガ」も環境随一の強さを持ったウルトラヒーローだ。特に対戦相手にBP01-007「ウルトラマンティガ」をプレイされたことがあるプレイヤーなら、これを強く否定する者はいないだろう。
概ねTRIPLEで出されることが多いこの「ティガ」は、これ自体がBP18000と最強クラスのBPを誇るほか、場所を入れ替えるという唯一無二の能力は、このゲームの「互いに同時にカードを出してBPを比較する」という大前提とそこから生まれる駆け引きそのものを成立させない、究極の後出しジャンケンである。
順当にレベルアップさせていくためのコストこそかかるが、現行のカードプールで最も強烈なTRIPLE能力を持った「ティガ」は今大会でも様々なヒーローとともに戦ってきた。中でも「メビウス」との組み合わせは最も互いの長所を引き出せる組み合わせの一つだったと言えよう。
—-
ウルトラマン カードゲーム発売記念大会は、各地の予選を勝ち抜いた30名のプレイヤーが持ち寄った60のデッキによって、ウルトラヒーローたちの力が存分に発揮された場となった。
最多デッキとして登場した「ゼロ・アーク」は秀でた単体性能の高さ、「トリガー・デッカー」は強力なシナジーという、それぞれが異なる強みを見せつけ、環境を象徴する存在となった。
また、「ティガ・メビウス」のように独自のコンボを突き詰めたデッキも存在感を放ち、プレイヤーたちの創意工夫が随所に光る結果となった。
環境の解明はまだまだこれからも続くだろう。今後のメタゲームの進化にも注目していきたい。
